サラ金のランキングサイトでは、なぜ大手が上位を占めるのか

サラ金について情報収集していると、口コミやおすすめをランキング形式で紹介してくれているサイトが多くあります。それらを調べていくと、上位には必ず大手業者が名を連ねているのですが、それはなぜなんでしょう?

【大手業者と中小業者との決定的な違い】
大手と中小の業者にある違いの大きなものに、「全国規模」か「地域限定」かという点があります。もちろん、大手ほど全国規模に、沢山の申し込み方法を用意して、顧客獲得に乗り出しています。一方、中小規模のサラ金になると、ネットや電話での申込みこそあるものの、利用できる時間帯に制約がかかったり、利用者を店舗エリアに限定していたりなど、顧客数、申込み対象がグンと狭くなっています。「利用者数の大きな差」がランキングに影響を与えるのは仕方がないことでしょう。

【融資商品にも違いがある】
大手の主力商品は、皆さん良くご存知の「カードローン」です。一方、中小の主力商品は、「証書貸付」と呼ばれるもので、証書に記された金額をドン!と貸し付けたら、あとは返済するだけというもの。返済が進むうちに増額融資なども有り得ますが、カードローンのように自由に引き出せる性質のものではありませんので、商品の魅力としても不利ということになります。ただし、借りては返すを繰り返してしまう危険性が指摘されている点では、カードローンよりも証書貸付の方が健全と言えなくもありません。

【PR力の差】
日本全国には2,000ほどのサラ金など貸金業者がありますが、その中であなたがお住まいの都道府県で活動している中小のサラ金をいくつ知っているか?と質問してスラスラ答えられる人はほとんどいません。むしろ大手の名前しか知らない人が圧倒的多数です。そうなると検索するワードに大手の名前を利用することはあっても、中小の名前が利用されることは極僅かということになります。自然とランキング上位に入る業者が目につきやすくなり、さらにランキング上位に表示される循環になっているということになります。

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